果実の甘み＋ミネラル感

「ほんのり甘い白ワインが好き」という方にぴったりなワインを紹介しましょう。

「ライム」のような柑橘、そして熟れた「洋梨」、さらにのど飴でもお馴染みの「かりん」。

そんなフルーツを連想させるのが今日のワインです。

メイン・ディヴァイドとは、ニュージーランドの南島を東西に分ける山脈であるサザンアルプスの異名です。

この山脈の恩恵で、南島の東側は強烈な偏西風から守られ、人が暮らしやすい環境が保たれています。

そんな山脈に敬意を表したブランドであるメイン・ディヴァイドは、ノースカンタベリーの名門「ペガサス・ベイ」がつくるセカンドラベル（リーズナブルなライン）です。

ペガサス・ベイが自社畑の厳選したぶどうだけで作られるのに対し、メイン・ディヴァイドは近隣の農家から購入したぶどうも使用することによって価格を抑えています。

ただし、ペガサス・ベイと言えば、リースリングの質の高さで名を馳せたワイナリーだけあって、このセカンドラベルのリースリングも、さすがのクオリティーとなっています。

主な香りと味わいは先述のとおり。

さらなる特徴としては、アルコール発酵の余韻である微発泡が残っているうちに瓶詰めされているため、若干のぷちぷち感も感じられます。

また後味には、上品な甘みとともに、貝殻や火打ち石のようなミネラル感がしっかりと上顎に残ります。この余韻が長く続き、食事を呼び込んでくれます。

残糖は１リットルあたり23g。リースリングの本場ドイツならば、「リープリッヒ：中甘口」に分類されるワインで、ニュージーランドでは「オフドライ」と呼ばれるスタイルです。

ただ、酸味がほどよくあるおかげで、甘ったるく感じることはなく、食事にもあわせて楽しいワインに仕上がっています。

例えば･･･

• 海老とマンゴーのサラダ
• サーモンとブルーチーズのパスタ
• タイ風シュリンプカレー

このような「フルーツソース」「ブルーチーズ」「スパイシー」の要素がある料理との相性が良いです。

さらに、

• ブルーチーズとリンゴのマフィン
• 洋梨のタルトタタン
• イチジクとリコッタチーズのハニー・トースト

こういったスイーツと合わせても美味しいですよ！

ワイナリー「メインディヴァイド」について

メインディヴァイド（Main Divide）は、カンタベリーを代表する名門ワイナリー「ペガサスベイ」によるセカンドブランドです。

ワイパラ・ヴァレー各地の栽培農家から調達したぶどうと自社のぶどうを使用し、醸造はペガサスベイのチームが手がけています。

メインディヴァイドでは、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールだけでなく、南島では珍しいボルドーブレンドの赤ワインもつくっているのが特徴です。どのワインもフルーティーでありながら、しっかりとした複雑味をもったワインに仕上がっています。

「メインディヴァイド」とは、NZ南島を縦断する山脈「サザンアルプス」の愛称。冷涼でピュアな南島の気候を反映し、それぞれの地域と品種の個性を表現したワイン、という意味が込められています。

産地カンタベリー/ワイパラについて

「カンタベリー/ワイパラ」は、NZ南島の東海岸に位置し、冷涼で乾燥した気候が特徴です。

国内最大の平野が広がるノースカンタベリーは、世界でも有数の羊肉生産地域でもあり、点在するワイナリーではバラエティに富んだ品種のワインが楽しめます。

クライストチャーチから日帰りで行ける「ワイパラ」では、リースリングやピノ・ノワールなどのプレミアムワインが生み出されており、観光名所としても人気があります。

メイン ディヴァイド リースリング 2022（Main Divide Riesling 2022）