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グローヴス マーティンボロ ブランフュメ 2022

通常価格 ¥5,390
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この商品を選んだ人 ソムリエ岩須

 

NZワインが好きすぎるソムリエ。名古屋でワインバー「ボクモ」を経営。一般社団法人日本ソムリエ協会 認定ソムリエ。

ワンランク上のこだわりSB

フレンチオークとステンレスタンクを併用して野生酵母で発酵。6ヶ月間澱とじっくり熟成。フルーツ感の奥に、樽由来のクリーミーさ、スモーキーさを感じます。

香ばしく焼き色をつけた魚介、鶏料理がよくあいます。例えば、鮭とキノコのグリル、ガーリックシュリンプ、ディアボロ風チキン。

ソムリエ岩須による商品紹介
NZらしくないNZ?

「ニュージーランドらしくないニュージーランド。

 でも、やっぱりどこかニュージーランド。」

そんなワインをご紹介します。

ワイナリーは「グローヴス」。オーナーのサイモン・グローヴスさんの名前からとっています。

彼は、母国ニュージーランドだけでなく、アメリカ・カリフォルニアや、イタリア・カンパーニャなどでもワインづくりを学んだ経験があります。

つまり、ずっと地元というタイプではなく、広い世界で学んだことを地元に活かしているといういわゆるUターン勢。

(僕のお気に入りワイナリーMahiのブライアン・ビックネルさんもそうです)

当然、海外での経験が自らのワインメイキングに反映されています。それは、栓を開けて飲んでみると、すぐにわかります。

このワイン、なんとソーヴィニヨン・ブランという表記がありません。Blanc Fumé(ブラン・フュメ)と書いてあります。

ブランは白。フュメは煙。

フランスには、ソーヴィニヨン・ブランの名産地で「Pouilly-Fumé(プイィ・フュメ)」という土地があり、その地のソーヴィニヨン・ブランは、スモーキーな香りがするのが特徴です。

そして、アメリカ・カリフォルニアの一部の生産者は、それを意識して、自らがつくるソーヴィニヨン・ブランを「Fume Blanc(フュメ・ブラン)」という表記で売っています。

つまり、ワイン用語でフュメは、ソーヴィニヨン・ブランを形容する言葉として、ちょくちょく使われているのです。

ただ、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランはその表記は見たことがない。おそらくNZ産は、フルーツ感が前面に出ているものがほとんどで、スモーク感があまり感じられないからでしょう。

そこへきて、このグローヴスのソーヴィニヨン・ブランは、「ブラン・フュメ」ときたもんだ。

おそらく、国外で体験したワインづくりを、地元に持って帰るとなったときに、「フルーツ感いっぱいの味はすでにみんなやっている。だから、自分はスモークの香りがする伝統的な味にしよう」となったのだと思います。

グラスに注ぎ、ちょっとスワリングをすると、普通のNZSB(ニュージーランド ソーヴィニヨンブラン)じゃないことがわかります。

おしとやかで、押しつけがましくない、ふんわりとした香り。あんずや白桃などのストーンフルーツ(種が大きな果実)のニュアンスをしっかりと感じます。

口に含むと、かなり複雑な味わいなのがわかります。フルーツ以外の要素でいちばん目立つのはクリーミーさ。旨みが強く、飲み込んだ後に、ほのかにスモークの印象が残ります。

全体としては、フルーツ感がしっかりとあるものの、それ以外の要素も強く、それがバランス良く両立しているイメージです。

ヨーロピアンなテイストとニューワールドのテイストが同居しているとも言えるかな。

つくりとしては、フレンチオークとステンレスタンクを併用して野生酵母で発酵し、6ヶ月間澱とじっくり熟成しているということ。

つまり、現代的なつくりと、クラシカルなつくり、両方の良いところを採っていると言えます。

飲んだ第一印象は、ニュージーランドらしくない。でも、やはりフルーティーな旨みは貫かれている。このバランス感は、新しいニュージーらしさ、と言えるかもしれない。

そんなワインが「グローヴス ブランフュメ」だと思います。

あわせる料理は、この樽の微かな風味にあわせて、香ばしく焼き色をつけたものがいいでしょう。

例えば、鮭とキノコのグリル、ガーリックシュリンプ、ディアボロ風チキンなどは好相性だと思います。

ちなみに、この2022年ヴィンテージは563本しかつくっていないので、なかなかレアなアイテムです。

在庫がなくなったらもう入らない可能性もあります。気になった方はお早めに。

ワイナリー「グローヴス」について

『GROVES』はサイモン・グローヴスとアマンダ・リッチーが手がける家族経営の小さなワイナリーです。

ニュージーランド生まれのサイモンは21歳の時にワインの世界へと足を踏み入れました。世界を旅する中でUKのワイン商で働き始めたことがきっかけでした。

この時からワインの魅力に取り憑かれ、リテールでの仕事を経てワイン造りに興味を持ちます。

そこでニュージーランドへと戻り、ホークスベイのワイナリーで仕事を始めました。

Church RoadとMontanaでの仕事と並行して栽培と醸造の学位も収め、その後再度海外へ渡りカリフォルニア・ソノマのClos du Bois、イタリア・カンパーニャのFarnese Viniでもワイン造りを学びます。

帰国後は、パートナーのアマンダと共にファインワイン造りに大きな可能性を持つマーティンボローへと移り住みました。

マーティンボローは非常に高品質で個性豊かな葡萄を栽培できる土地。Palliser Estateでのワイン造りを経て、現在はTe Muna Valleyのワインメーカーを務めています。

その傍で、2014年からマーティンボローの小さな谷に位置する自宅の約6haの土地にピノノワールとシャルドネの植樹を開始しました。

ホームヴィンヤードを徐々に確立しながら契約畑も活用し、満足のいく年だけグローヴスとしてのワインをリリース。

マーティンボローのテロワールを最大限に尊重しながら、ヨーロッパ的なフィネスを併せ持つワイン造りに取り組んでいます。

産地ワイララパについて

「ワイララパ」はNZの北島南東部に位置し、首都ウェリントンから車で 約1時間というアクセスの良さもあり、リゾート地としても人気の地域です 。

この地方にあるサブリージョン「マーティンボロ」は、気候や土壌の条件がフランスの「ブルゴーニュ」とよく似ており、世界でもトップクラスのピノ・ノワー ルの生産地として知られています。

ワイララパ

グローヴス マーティンボロ ブランフュメ 2022(GROVES Martinborough Blanc Fumé 2022)

項目 内容
ワイナリー名 グローヴス
生産国 ニュージーランド
産地 マーティンボロ
種類
ぶどう品種 ソーヴィニヨン・ブラン
ヴィンテージ 2022
アルコール度数 13.2%
容量 750ml
備考 スクリューキャップ

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※画像と実際の商品のヴィンテージやラベルデザインは異なることがあります。

※ワインには、浮遊物による濁りが生じているものや、澱(おり)と呼ばれる沈澱物が含まれている場合があります。これらは、ワインを製造・熟成する過程で生じるものであり、品質には問題ありません。また、身体への影響もありませんので、安心してお召し上がりください。

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ボクモワインでは、大切な方への贈り物に最適なギフトラッピングを承っております。

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