フォリウム ピノ・ノワール 2022
日本人がつくるやわらかピノ
日本人ワインメイカー・岡田岳樹さんの「フォリウム」の、ソーヴィニヨン・ブランと並ぶもう一つの看板であるピノ・ノワールをご紹介します。
岡田さんが拠点とするマールボロは、言わずと知れたソーヴィニヨン・ブランの巨大産地です。
ソーヴィニヨン・ブランにぴったりな冷涼かつ日照量豊富な土地柄で、ニュージーランドを代表するワイン産地となっていますが、実はその気象条件はピノ・ノワールの育成にもたいへん有利なのです。
NZのピノ産地と言えば、セントラル・オタゴやマーティンボロなどが有名ですが、収穫量で言えば、マールボロがNo.1の産地。
大量生産の比較的リーズナブルな価格帯から、国際的に評価を得るプレミアムワインまで、バリエーション豊かなピノ・ノワールが揃っています。
そんな中、岡田岳樹さんのフォリウムは、ソーヴィニヨン・ブランと同じく、「手間暇をかけた少量生産ワイン」というポジションであると言えます。
有機栽培にこだわり(バイオグロ認証取得済み)、灌漑をせずに育てられたぶどうの木は、根がしっかり張り巡らされていて、地中深くから水分や養分を吸い上げています。
手摘みで収穫されたぶどうは、なるべく人の手をかけない醸造方法でワインになります。新樽比率10%のフレンチオークで11ヶ月熟成させてから瓶詰めし、出荷されています。
年産はわずか3000本程度。
データによると、今回入荷した2022年ヴィンテージは比較的雨が多かったの影響もあり、凝縮感もありながらエレガントな仕上がりになっているとのこと。
それではテイスティングしてみましょう。
色はルビーレッド。淡めの色調です。
香りは、アメリカンチェリーやラズベリーなどの赤系ベリーが中心。ハーブや湿った土のようなニュアンスも感じられます。
味わいは実に柔らかいです。スモモなどの核果のコンポートを思わせるニュアンスがありますが、果実味がことさら強調されているわけではありません。後からクローブなどのスパイス感が追いかけてきます。
余韻の中に最初に嗅いだような土っぽい風味もあります。酸味や渋みが尖っておらず、バランスの取れた上品な仕上がりとなっています。
こういったバランス型のやわらかいピノは、良きペアとなる料理の幅が広いです。
例えば・・・
- 生ハムとマッシュルームと根菜のサラダ
- ブリの照り焼き 生姜を添えて
- 焼き鳥 ネギマ(タレ)シイタケ焼き(タレ)
- モッツァレラとツナのトマトソースパスタ
こんな感じのメニューとあわせてみてください。
ワイナリー「フォリウム」について
フォリウム・ヴィンヤードは、2010年6月にニュージーランド南島の北東部、マールボロ地方のブランコット・ヴァレーに設立された8ヘクタールのワイナリーです。
日本人の栽培・醸造家である岡田岳樹さんが中心となり、ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールのワイン生産に取り組んでいます。
マールボロの気候は、上質なソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールの栽培に理想的です。生育期間中の昼夜の温度差が大きいため、ブドウは高い自然の酸味を保ちつつ、芳香と風味成分を蓄積できるのが特徴です。
ワイナリーの土壌は、氷河期の氷河の移動と古代の河川によって形成されました。ブランコット・ヴァレーの粘土質を多く含む土壌は、ブドウの生育を適度に抑える特性があります。この土壌は乾燥した夏でも十分な水分を保持し、ブドウの生育のバランスを保つことができるのです。また、マールボロ地方の他の畑に比べ高い密度で苗木を植えることで、より凝縮した味わい豊かな果実の生産を実現しています。
環境への配慮も重要視しており、2014年に有機農業認定機関「Biogro」の認証を取得。ニュージーランドのクリーンな環境を維持するため、有機農法を実践しているのが特徴です。
岡田氏は「高品質なワインを造る一番の近道は高品質なぶどうを育てることです」と語ります。畑では徹底した収量制限を行い、葉を適切に管理することで日光の当たり具合を調整。秋には完熟した果実を全て手摘みで丁寧に収穫するこだわりを持っています。
フォリウム・ヴィンヤードの哲学は、「ワイン造りは畑から始まる」という信念に基づいています。収穫したぶどうの個性を最大限に生かすため、醸造過程での人為的な介入を必要最小限に抑え、フォリウム・ヴィンヤード独自の土地の特徴を反映したワインを生み出すよう努めています。
この日本人生産者による丁寧なアプローチは、マールボロの土地の特性を活かしながら、独自の品質と個性を持つワインの生産に成功しているのです。
産地マールボロについて
「マールボロ」は、NZのワイン産地の中心地です。
豊富な日照量や、1日の中での寒暖差が大きいことなど、ぶどうの生育環境にとって好ましい自然の条件が揃っており、マールボロではNZワインの8割以上が生産されています。
その中でも、キリッとした酸味と溢れる果実味が特徴のソーヴィニヨン・ブランは圧倒的な生産量を誇り、唯一無二のキャラクターとして世界で広く愛されています。また赤ワインでは、豊かなベリー系の果物の味わいが魅力のピノ・ノワールが人気です。
フォリウム ピノ・ノワール 2022(Folium Pinot Noir 2022)
項目 | 内容 |
---|---|
ワイナリー名 | フォリウム |
生産国 | ニュージーランド |
産地 | マールボロ |
種類 | 赤 |
ぶどう品種 | ピノ・ノワール |
ヴィンテージ | 2022 |
アルコール度数 | 13.0% |
容量 | 750ml |
備考 | スクリューキャップ |
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