フランス・サンセールのアンリ・ブルジョワがNZでつくるソーヴィニヨン・ブラン。このプティはセカンドワインながら、各要素が調和した味わいです。ミネラル感もしっかりあります。

典型的なNZの味とは一線を画す、エレガントなスタイルのこのワイン。白身魚の塩焼き、チキンのハーブグリルなどとぴったりあいます。

フランス生まれのNZワイン？

フランス・ロワール地方のサンセールが本拠地の名門「アンリ・ブルジョワ家」が、フランス以外で自らの味わいを追求できる場所を探し、たどり着いたのがニュージーランドのマールボロ。本家と同じソーヴィニヨン・ブランを植樹して、NZで20年以上にわたりフレンチスタイルのワインをつくり続けています。

「プティ＝可愛い、若い」という意味の通り、このワインは比較的若いぶどうの樹からつくられています。フルーツの風味をしっかりと引き出すために、ステンレスタンクで発酵され、4〜6ヶ月間澱と共に熟成。その後、軽く濾過されています。

また、畑はオーガニック農法で、NZのオーガニック栽培協会である「BioGro」の認証を受けています。

味わいは、典型的なマールボロの強いフルーツ路線とは一線を画すもの。やや大人しい印象の中に、じんわりと広がる柑橘と白い花のニュアンスがあり、硬質なミネラリティもしっかりと感じられるソーヴィニヨン・ブランです。

おすすめのペアリング

典型的なNZの味とは一線を画す、エレガントなスタイルのこのワインには、白身魚の塩焼き、チキンのハーブグリルなどがおすすめです。

真鱈の塩焼き

チキンのハーブグリル

ワイナリー「クロアンリ」について

クロアンリ（Clos Henri）は、フランス・ロワール地方サンセールのワイン生産者として有名なアンリ・ブルジョワ家のワイナリーです。

ブルジョワ家が自分たちの理想のワインをつくるために世界中の土地から選んだのがNZの産地、マールボロでした。

彼らがマールボロの地で目指すワインは、NZの他の生産者とは異なるフレンチ・スタイル。世界のソーヴィニヨン・ブランファンやピノ・ノワールファンを唸らせる質感豊かでエレガントなワインを生み出しています。 

 産地マールボロについて

「マールボロ」は、NZのワイン産地の中心地です。

豊富な日照量や、1日の中での寒暖差が大きいことなど、ぶどうの生育環境にとって好ましい自然の条件が揃っており、マールボロではNZワインの8割以上が生産されています。

その中でも、キリッとした酸味と溢れる果実味が特徴のソーヴィニヨン・ブランは圧倒的な生産量を誇り、唯一無二のキャラクターとして世界で広く愛されています。また赤ワインでは、豊かなベリー系の果物の味わいが魅力のピノ・ノワールが人気です。

クロアンリ プティ クロ ソーヴィニヨン・ブラン 2021（Clos Henri Petit Clos Sauvignon Blanc 2021）

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