軽やかなメルロー

NZの赤ワインといえばピノですが、メインの価格帯は3,000円〜となります。もう少しお手頃価格で「濃すぎず、柔らかな味わいの赤」が飲みたい方には、こちらのメルローがおすすめ。
色調はそれほど濃くなく、味わいはカシスやチェリーの風味が中心のミディアムボディ。すいすい進む、マイルドな赤ワインです。

このワインにあう料理は、とんかつ（味噌かつはさらにあう！）、牛丼、酢豚。気取らずに、普段の食卓に１本取り入れたいワインですね。

おすすめのペアリング

定番の洋食にももちろんバッチリ合いますが、ぜひ、より身近でカジュアルな食事とあわせてみてください。

味噌カツ

名古屋の方以外でとんかつを「味噌」で食べる方はあまりいらっしゃないかもしれませんが、塩やポン酢よりも、わりとしっかりとした味付けのソースでいただくのがおすすめです。

牛丼

「今日は牛丼」そんな日にこのワインをあわせてみてはいかがでしょう。

丼物＋ワインの組み合わせに馴染みがない方も、カジュアルに身近な食事とのペアリングを楽しんでいただきたいですね。

酢豚

酢豚の酸味とワインの酸味が調和して、よいペアリングに。

青椒肉絲

お肉の旨味にお野菜の苦味もある「青椒肉絲」もおすすめです。

油をしっかり使ったお料理は、程よく渋みのあるワインによくあいます。

チャプチェ

おかずとしても、とても優秀な「チャプチェ」。お肉と醬油の旨みが、赤ワインによくあいます。

ワイナリー「 トゥーリバーズ」について

トゥーリバーズ（Two Rivers）は、マールボロで生まれ育ったワインメーカーのデイヴィッド・クラウストン氏によって、2004年に設立されたワイナリーです。

マールボロで5世代も続くファーマーの息子でもある彼は、17歳からワインに興味を持ち、ニュージーランドで栽培と醸造について学びました。その後、NZをはじめ、フランスやスペイン、コルシカ、アメリカ、チリの世界各国で、25ヴィンテージものワインづくりを経験し、NZに戻りこのワイナリーを立ち上げます。

「トゥーリバーズ」とは、マールボロを代表する「ワイラウリバー」と「アワテレリバー」の2つの河川から命名されています。

また、2019年には念願であった自社の醸造所「ザ ワインスタジオ」を本格稼働しました。巨大な最新のステンレスタンクに、コンクリートのエッグタンク、アンフォラなどが並べられ、醸造所の様子からもクラシカルなワインづくりを尊重しながらも、新しい手法に常に挑戦する姿勢が感じられます。

このワイン「ブラックコテージ」は、「Wines with Gusto」がコンセプトのトゥーリバーズの手掛けるもうひとつのレンジです。より親しみやすく、シンプルにおいしいワインづくりが心がけられています。

産地ホークス・ベイについて

「ホークス・ベイ」は北島東部に位置し、豊富な日照量と比較的温暖な気候が特徴の地域で、国内で2番目に大きなぶどうの栽培面積を誇ります。

ホークス・ベイでは特にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、マルベック、シラーからつくられる赤ワインの生産に力を入れており、白ワインではフルーツ感のあるシャルドネが人気です。

また、もともとは川底であった場所が地震により押し上げられたことにより生まれた「ギムレット・グラヴェルズ」というエリアは、ホークス・ベイの重要なサブリージョンの一つとなっています。

ブラックコテージ ホークス・ベイ メルロー 2021（Black Cottage Hawks'bay Merlot 2021）

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