仏ブルゴーニュにも比肩する高品質なピノ・ノワール。フルーツの上品な風味、まろやかな酸味とシルキーなタンニンが特徴です。特別なディナーに最適な優雅な１本。

鶏肉や鴨肉のロースト、ラムや牛肉煮込みなどは最高のマッチングとなるでしょう。甘辛い醤油ベースのソースとの相性も良いです。

うっとりする繊細な味

このワインの産地は、ワイララパ地方の「マーティンボロ」というとても小さなサブリージョン。

ここは、ピノ・ノワールの本場・ブルゴーニュ地方に気候や地層がかなり近いといわれるエリアで、生産量は少ないものの高級ワインが生み出されており、国際的に高い評価を得ています。

本来ピノ・ノワールは、優しくてエレガントで繊細な味わいが特徴の品種ですが、それに加え、フルーティさを併せ持つのがNZのピノ。これは、フルーティさを抑え複雑な旨味を持つブルゴーニュ産にはないスタイルです。

香りは、ラズベリー、ブルーベリー、クローブ。

味わいは、フレッシュなベリーがファーストアタックで感じられます。あとから追いかけてくるスパイス感がありますが、全体的に優しく、まろやかな旨味があるワインです。

おすすめのペアリング

ペアリングは、鶏肉や鴨肉、ラムや牛肉などのお肉料理がおすすめです。ローストしても煮込んでもいいですね。

また、甘辛い醤油ベースのソースとも相性が良いので、和食ともあわせてみてください。素材の旨味に少し甘みをプラスしたようなお料理とよく合うと思います。

ビーフシチューなどの煮込み料理

焼き鳥（タレ）

「焼き鳥は塩！」という方も多いかと思いますが、ぜひタレでこのワインと合わせてみてください。

マグロユッケ

赤身の刺し身って生臭く感じそうですが、調理次第では意外と気にならないんです。

韓国風の「ユッケ」がまさにそう。

ワイナリー「マメゾン」について

ワイララパ地方のマーティンボロにある「マ・メゾン（Ma Maison）」は、ワイン愛好家の夫婦、エドワード氏とマージョリー氏が営むワイナリーです。

香港生まれのエドワード氏は歯科医でありながら、ベーカリーやテイクアウトショップのオーナーとしても活躍。さらにウェリントン市内に「マ・メゾン（Ma Maison）」という名のレストランをオープンします。「食べ物とワイン」に情熱をもつ夫妻。活躍はそれだけでは終わりません。

2人はさらなる一歩を踏み出し、1993年、ワイナリーを設立します。レストランと同じ名前のワイナリー「マ・メゾン」の誕生です。

1995年、マーティンボロに小さな土地を購入した2人はピノ・ノワールを植え、「卓越したピノ・ノワールを生産すること」を最優先に考えたワインづくりを始めます。彼らのワインづくりは「採算度外視」とも言われるほどで、栽培するぶどうが自分たちの求める品質に達していなければ、その年は収穫もせずワインもつくらないほど。

ぶどう栽培はナチュラルな方法で行われ、科学的な殺虫剤は使用せず、全てのぶどうを手摘みで収穫しています。また、土壌や気候などぶどうの樹をとりまく環境すべてをそのままワインへ反映するべく、ごく最低限の干渉に留めらています。

産地ワイララパについて

「ワイララパ」は、NZの北島南東部に位置し、首都ウェリントンから車で 約1時間というアクセスの良さもあり、リゾート地としても人気の地域です 。

この地方にあるサブリージョン「マーティンボロ」は、気候や土壌の条件がフランスの「ブルゴーニュ」とよく似ており、世界でもトップクラスのピノ・ノワー ルの生産地として知られています。

マメゾン マーティンボロ ピノ・ノワール 2018（Ma Maison Martinborough Pinot Noir 2018）

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