フレッシュなパイナップルの風味

ニュージーランドワインの代名詞と言えばやはりソーヴィニヨン・ブランですよね。

その風味は他の国とは異なる圧倒的なフルーツ感です。

特にマールボロ産のものは、グレープフルーツやパッションフルーツの香りが前面に押し出されているものが多く、世界中の「フルーティー白」が好きなワインファンを虜にしています。

しかし、この「ヒクランギ ソーヴィニヨン・ブラン」は、ひと味違います。

産地はギズボーン。南島のマールボロからはずいぶん離れた北島の東端に位置します。

ギズボーンは、日照量が非常に豊富なエリアで、世界で最も日の出の早いワイン産地としても知られます。

品種的にはシャルドネがメインで、ピノ・グリの栽培もさかんです。

このギズボーンでつくられた希少なソーヴィニヨン・ブランなのです。

NZワインファンならば、グラスに注いだ瞬間「あ！これは違う！」とわかると思います。

漂ってくる香りは、柑橘系の香りではなく、南国を思わせるようなパイナップルのフレイバーなのです。

さらに、マスカットのような白ぶどうの風味、ハーブの心地よい爽快感もあります。

口に含むとたいへんジューシーながら、やや落ち着いた印象も。

フィニッシュには柑橘類の皮のようなほろ苦さもあり、上品な仕上がりになっています。

全体としてはソフトな舌触りで、食事にもあわせやすいと思います。

僕ならば、フライドチキン、白身魚のフライなどの揚げ物にあわせたいですね。また、酢豚やエビチリなどの中華料理とも好相性だと思います。

生産者は「レイクロード」。1975年設立と、ワインの歴史が浅いNZの中では伝統を持ったワイナリーです。

家族経営ながら、最新鋭の設備を持ち、徹底した品質管理で質の高いワインを生み出しています。

このワインは自社畑のぶどうを使用。香りを逃がさないように冷却しながら発酵を行い、フィルタリングをしたあと、異なる畑のワインをブレンドし、味わいを整えています。

さて、ラストに肝心のこの「ヒクランギ ソーヴィニヨン・ブラン」の価格です。

定価は2,530円（税込）。

この品質から考えるとなかなかコスパが良いです。

なのですが、今回、インポーターさんのご協力により、さらにぐっとお値打ちにご提供できることになりました。

ボクモワインでの今回の販売価格は、定価のおよそ25%オフ、1,900円（税込）といたします！

入荷数はそれほど多くないので、よかったらお早めにお買い求めください。

産地ギズボーンについて

「ギズボーン」は、世界で一番日付変更線に近い都市であり、NZ北島東海岸に位置する小さなワイン生産地です。

この地域では主にシャルドネが生産されており、「シャルドネの首都」とも呼ばれています。

その他には、シュナン・ブラン、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリなど、アロマティック品種の生産に力を入れています。

ヒクランギ ギズボーン ソーヴィニヨン・ブラン 2021（Hikurangi Gisborne Sauvignon Blanc 2021）