先日、ニュージーランド・マールボロでワインをつくる木村滋久さん、美恵子さんご夫妻を訪問し、そのワインがなぜ美味しいのかをこの目で確かめてきました。

畑を吹き抜ける風、降り注ぐ陽射し、そして手間暇をかけたオーガニックの土壌。

現場の畑で出来上がったワインを試飲し、そのすべてがワインに溶け込んでいるの実感しました。そして、やはりキムラセラーズのワインの美味しさは格別だ、と心躍りました。

この感動をもっと多くの方に伝えなくては！

そんな思いから、ボクモワインではキムラセラーズのスペシャルセールを開催します。

さて、では「なぜキムラセラーズが美味しいのか」。

結論はシンプルです。それは･･･

「確かな技術と、木村さん夫妻の温もりが詰まっているから。」

その理由を、詳しくお伝えします。

キムラセラーズの畑は、ニュージーランドのオーガニック認証機関「Bio Gro」に認定されています。

畑には、大根や蕎麦など５種類のカバークロップ（被覆作物）が植えられています。これらによって土壌がふかふかになり、ぶどうの木が健やかに育つ環境が整えられています。

ぶどうが育つ土壌が健全であり続けること。それが毎年美味しいワインを届ける上でとても重要なことだと木村さんは考えています。

さらに、畑では「スコット・ヘンリー方式」という手間のかかる栽培法を採用しています。ワイヤーでの誘引や除葉など、かなり手間のかかるやり方ではありますが、この方式ならば、収量を確保しながらもぶどうの品質を最大限に引き出すことができるのです。

これらの畑での取り組みは、まるで、ぶどう一粒一粒に最高のおもてなしをしているかのようだと感じました。

「僕はたいしたことはできない。たまたま人に恵まれているんです。」

木村滋久さんはそう何度も言っていました。

早朝、宿まで迎えに来てくれた木村さんとともにピクトンへ向かい、その車中やハイキングの道すがら、ワインづくりへの哲学を聞きました。彼の言葉の端々から感じるのは、誠実さと謙虚さ。

たまたま運良く、支えてくれる人たちに出会った。僕らの情熱をバックアップしてくれる人たちがいてこそ、ワインづくりにまい進できる。そう熱く語ってくれました。

そして、奥様の美恵子さんもまた、同じ情熱を持ち続け、木村さんが病気と闘っていた間も、ぶどう栽培とワイン醸造を支え続けました。

その日は、美恵子さんが作ってくれた梅干しと鮭のおにぎりをいただきました。異国の青空の下で味わい手作りのおにぎりの味は、じーんとくるものがありました。

「ああ、この愛に溢れる優しい二人は、きっと困難な状況であったとしても、周りの人への愛と思いやりを忘れない。だから、異国の地で農業を続ける彼らをみんなが応援したくなるんだろう。」

そう僕は感じました。

もちろんキムラセラーズの魅力は、夫妻の人柄だけではありません。確かな技術のもとに生み出されるワインは、国内外で高く評価されています。

2023ヴィンテージのピノ・ノワール ： 「マールボロ・ワイン・ショウ」で金賞受賞。

2019ヴィンテージのピノ・ノワール ： 「インターナショナル・ワイン・チャレンジ（IWC）」で金賞獲得。

そして、ボクモのカウンターでこのワインを飲むお客様の表情を見れば、その評価は一目瞭然。

木村さんは、「思わず笑みがこぼれるワインをつくりたいんです」と言います。

お客さまの表情を眺めるたびに、僕は「ちゃんとそうなっていますよ！」といつも心で金賞を贈っています。

ニュージーランドに住む木村ファミリーの食卓は、和食が中心。自宅で納豆やぬか漬けもつくる彼らのワインだからこそ、和の食事との相性が抜群なのです。

僕が考える和食との相性は･･･

ソーヴィニヨン・ブラン × 白身魚の刺身、えびしんじょう、焼きホタテ、豚と白菜の鍋

ピノ・ノワール × 鶏肉の甘辛煮、サバの味噌煮、鴨南蛮

こんな感じ。ぜひ、お気に入りの和食とともに、ワインの新たな魅力を発見してください。

この美味しさを、ぜひあなたの食卓に。

期間限定で、特別セールを開催します。

この機会に、ぜひキムラセラーズのワインをお楽しみください！