日本人オーナー大沢泰造さんの大沢ワインズ。このワインはNZでは珍しい品種サンジョヴェーゼを使ったロゼ。ベリー系の華やかな香りとドライな後味が特徴です。

辛口ロゼは、和洋中、幅広くあわせられます。特に中華との相性は抜群で、料理の油とロゼワインの苦みが絶妙にマッチします。

中華料理にあうロゼ

香りは、フレッシュなベリー系の果実感が強い印象ですが、その中にスパイシーさもあり、複雑味を帯びています。

味わいには、いちご、ドライハーブなどがはっきりと感じられます。また、柑橘類のような酸味もしっかりと伝わってきますね。

ほんのり甘みもありますが、飲み終えたあとに残る（皮と種由来の）ほろ苦さが、とてもいい感じ。このわずかな苦味が、食欲をかきたててくれますね。

このワインに使われているのは、イタリアが原産の「サンジョヴェーゼ」というぶどう品種。

ニュージーランドではあまり見かけない珍しい品種ですが、大沢ワインズさんでは同じシリーズの赤ワインにもこのサンジョヴェーゼが使われています。味わいは産地によって異なりますが、しっかりとした酸味と適度なボディが特徴的なぶどう品種です。

おすすめのペアリング

中華料理やエスニック料理（タイ・ベトナム料理など）は、野菜や魚介・お肉などに油分やスパイスが加わることで複合的な要素を持つため、一つのワインと合わせようとすると難しいのですが…

さまざまな食材に合わせやすいので、ぜひお試しください！

エビチリ

油淋鶏

ワイナリー「大沢ワインズ」について

「大沢ワインズ（Osawa Wines）」は、ニュージーランドの北島ホークス・ベイ地方にあるブティックワイナリーです。

少年期から「海外で農業をしたい」という夢を持つ、日本人オーナーの大沢泰造さんによって、2005年に設立されました。

設立当初より「安全で美味しいワイン造りは、最高のぶどうを作る事から始まる」という信念を持つ大沢ワインズでは、ぶどう栽培において最新のテクノロジーを取り入れつつも、43ヘクタール（東京ドーム：約9個分）にも及ぶ広大な単一ぶどう畑の枝や葉、果実の手入れを主に人の手で行っています。

また、2013ヴィンテージから目標としていたオーガニック栽培をスタート。2016ヴィンテージのワインがNZのオーガニック認証機関「バイオグロ（BioGro）NZ」の認証を取得ましました。それ以降、全てのワインに同認証が与えられています。

醸造責任者は、NZ最優秀醸造家に選ばれた経歴をもつロッド・マクドナルド氏。野生酵母によるアルコール醗酵や伝統的な醸造工程を取り入れ、自社畑が持つ個性を最大に引き出し、安心安全で最高品質のワインがつくられています。

大沢ワインズのラインナップは、

• 大沢ワインズを代表するカジュアルライン「フライングシープ」
• リザーブワイン（高級ワイン）「プレステージコレクション」
• リザーブワイン（最高級ワイン）「ワインメーカーズコレクション」

この3シリーズに分かれており、カジュアルなものから長期熟成が可能な本格的な味わいのものまで、幅広くリリースされています。

産地ホークス・ベイについて

「ホークス・ベイ」は北島東部に位置し、豊富な日照量と比較的温暖な気候が特徴の地域で、国内で2番目に大きなぶどうの栽培面積を誇ります。

ホークス・ベイでは特にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、マルベック、シラーからつくられる赤ワインの生産に力を入れており、白ワインではフルーツ感のあるシャルドネが人気です。

また、もともとは川底であった場所が地震により押し上げられたことにより生まれた「ギムレット・グラヴェルズ」というエリアは、ホークス・ベイの重要なサブリージョンの一つとなっています。

大沢ワインズ フライングシープ ロゼ 2015 （Osawa Wines Flying Sheep Rose 2015）

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